息子の期末テストが6月下旬にあり、その勉強を見るためにいつもより多めのリスパダールを飲んでいた。最大では通常の4倍量である。
私の場合、リスパダールは双極性障害の躁の症状を抑えるために、ここ最近服用している。
息子の定期試験前というのはついつい力が入りすぎて、毎回息子を怒りすぎてしまうので、勿論担当医と相談して決めたことではあるが、3倍まで増やしていいと言われていた。
けれど私は躁になって息子を叱り飛ばすのを恐れ、4倍もの量のリスパダールを飲み続けていた。
これが功を奏したのか、心の調子がとても良い日々が続く。
少しのことで怒らなくなり、息子のことを愛おしく想い、おだやかな日々を送ることになる。
私はこれに気を良くし、息子の試験も終わり、もう4倍もの量のリスパダールを必要としていないと思うのに、この優しい気分を持ち続けたくて、以後も減量することなく、増量したまま過ごした。
すると先週の週末辺りからだろうか。布団から自分の体を起こすのが辛くなったのである。
月曜からは毎日みっちりと息子の習い事関係で予定が埋まっているのに、それが1つとしてこなせない。
心配した主人が週の内2,3日は会社を早退して帰ってこなければならない状態になってしまった。
当然ブログを書くなどという頭を使うような作業はできず、ただただ布団に沈んでいることしかできなくなってしまった。
これはまずい。このままでは本格的に鬱になってしまい、あの地獄の日々を送ることになってしまうではないか。
すると主人が多量のリスパダールが、鬱状態を引き起こしているのではないかと推測する。
確かに納得がいく。
今はもう期末試験も済んだし、気が立つ要因もないわけだから、そこまでの量のリスパダールを飲む必要もない。
躁状態を防止する程度の、最低限の量のリスパダールを飲んでいればいい話なのだ。
それなのに未だに4倍量を飲んでいる私。
◇
私はいきなり通常量に戻すのは危険なので、まずは3倍量まで戻した(担当医と相談した上である)。
そしてそんなに長期間4倍量を飲んでいたわけではないので、今は2倍量まで減らすことに成功している。
ここまでくると、こんな風にブログを書く気になり、こうして久しぶりにキーボードを叩いているわけなのである。