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ウォシュレット女子医大

初発にSLEという病気になって数年は、都立駒込病院というところでお世話になった。この病院は雰囲気的には雑で緩く、今の女子医大なんかよりずっと過ごしやすい。というのも深夜勝手に外のコンビニへ買出しに行っても見逃してくれるし、病院の周り(二駅分往復)をブラブラ散歩していても怒られることはなかった。それからあまり大きな声では言えないが、その頃はまだ喫煙者だったので病院の喫煙コーナーでコソコソしながら煙草を吸っていたものだ。非喫煙者となった今にして思えば煙草の臭いって、吸っていない人からすれば丸わかりなので、多分、いや絶対に主治医にもナースにもバレていたと思うけれど、とにかく怒られた記憶がない。

ところが個室の数が少なかった。ワンフロアに一室だか二室しか個室がなく、約20年前当時確か一泊が8000円という破格の差額ベッド代で済んだ。なので個室は競争率が高く、重病人専門の部屋という位置付けであり、私の具合が極悪の時には居られたけれど、すぐに大部屋(タコ部屋)へ移動させられた。以後数回駒込には入院したが、毎回タコ部屋に突っ込まれ、その環境で揉まれることとなる(あまりいらない経験に思う)。

一方女子医大の場合だとワンフロアに沢山の小部屋があり、一泊25000円という差額ベッド代を払う財力さえあれば個室で自由な空間を買うことができる。お金さえあれば、タコ部屋へは突っ込まれない。

ただしナースの監視の目が光っていて、なかなか外へ抜け出すことが難しく、何度もナースステーションの前で止められたことがある。

しかし入院仲間から「朝はナースが手薄で外に抜け出しやすいよ」と教えてもらった。考えてみれば確かに彼女らは朝から入院患者一人ずつ熱を測ったり、何か検査をしたり、採血したりとてんてこまいなのだ。

この情報をもらった翌日、早速7時過ぎにナースステーション前のエレベーターに乗ることに成功し、目的地のコンビニへと向かった。まあ抜け出すといっても、女子医大内の別の棟にあるコンビニまでであり敷地内なんだし、そんなに重罪ではなかろうと。

女子医大通りを信号無視で渡ろうとしたその時「Rteftefさん!」という、若い女性の泣き声の混ざった叫び声が背後でした。振り返ると私の担当ナースだった。私は全てを悟り、黙って彼女の後をついてゆき、半強制的に私の部屋へと連れ戻される。

本当に女子医大ったら気難しい。

ついでに書かせてもらえば、駒込病院のお風呂はシャワーのお湯が潤沢に降り注ぎ、毎日入ることができた。

けれど女子医大のお風呂ときたらウォシュレットの水量ぐらいしか出ないシャワーが設置され、一日おきのシャワー。入院期間中、リンスが流しきれず、ヌメヌメした感覚が頭に残る。

ケツの穴洗ってんのと違うってんだよ、ボケがよ。高い差額ベッド代払わされているわりに、女子医大の中央病棟とは、こんなものである。

もちろんウォシュレット女子医大からの転院も考えたことはある。が、結局面倒臭いので、文句を垂れ流しながら世話になっている次第だ。

お金持ち?そんなわけないじゃん。差額ベッド代を払うために自転車操業の人生ですよ。

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