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双極性障害の日々

双極性障害というと、ハイテンションで買い物をバカバカしたり、感情の起伏が激しいことで相手をびっくりさせたり、やたら自信満々だったりするという、強力なイメージがあるかもしれない。

私もそうなる時がある。あくまで『なる時』があるのだ。

実はいつもいつも躁なのではなく、私の場合で言うと、感覚としては年間で平均的に1、2ヶ月の時期、躁が訪れることでしかない(一日の内でも鬱と躁が混合する時もあるので正しい数値が導き出せないけれど)。後の10か月ほどは鬱に沈んでいる。

布団の上で1日の大半を過ごす、つまりこれが通常の生活スタイルと言っても過言ではない。厚い氷が解けるのを、特に自分で努力しようともせず寝ながら待つばかり。

そして氷が解けた時私はここぞとばかりに、躁を満喫するのだ(家族は迷惑な話だろうけれど)。それ以外は氷中で心も体もバキバキに凍って身動きが取れなくなり、ひどい時は思考が停止する。

要するに2か月くらいバカみたいに遊びまくって疲れてしまい、10か月寝込んでいるという、バランスの悪い生き方なのだろう。均して生きるやり方を忘れている。

鬱と躁2つの季節だけを繰り返し年を取っていく。

家では服を着ることが億劫で、年間通してキャミソールとショーツで過ごす。性の芽生えなんていうのを小学一年生の息子から感じられないのをいいことに、このだらしない格好で過ごす。

毎日の息子のお弁当は主人が作る。

学校の懇談会は主人が会社を半休し出席してくれる。

食料の買い出しは全て主人。

台所のパイプの詰まりを直すのも主人。

というか家の事は全て主人が請け負っている。

家でご飯を作ってくれる人は、どの家庭でも父親が作るものだと信じてしまっている息子。

勉強を教えてくれるのは父親だと思っている息子。

庭の雑草を抜いてくれるのは息子。冬には父親の雪かきを手伝う。

それはなんだ、私のここ数年の人生が、殆ど鬱で覆われているからできた、いびつな家庭の形態である。

というのは言い訳に過ぎないことも教えられなくとも知っている。

でもこれだけでも知ってほしい。鬱状態も躁状態も自分ではコントロールできない、心がやたら消耗するそれが双極性障害なのだ。

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