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メチコバールかプロレナールか忘れたが

医者というのは結構無責任に適当なことを言っているものだと思う。では専門の医者ならば正解を知っているのかといえば、そんなことは決してなく案外無知で適当なのだ、というお話。

双極性障害と診断が付いたのは出産後なので、妊娠前というのはSLEにしか冒されていない体であった。少なくともこの時期は精神に関する薬は一粒も飲んでいない。

つまり精神科系のお薬を服用していなかったし、さらにSLE側から考えても検査結果が妊娠を激しく反対される数値をはじき出していなかった。

何が何でも妊娠してはダメ!という状況ではない。

ただ、できれば妊娠はやめた方がいいんじゃないかな?と当時中年の主治医からは伝えられていたけれど。

計画妊娠ならば仕方なく許可する、そういう考え方の先生であった。

私は先生の妊娠禁止をやんわり含んだことばを遮り、「それでは計画妊娠でお願いします」と事を強引に押し進めた。ならばと先生からは血行がよくなる薬を切りなさいとの指示があり、当たり前に従った。

膠原病の先生として何十年も患者を診ている先生を疑う心など、何故浮かぶものだろう。先生はプロだ。

けれど薬を切ると歩けなくなるほど足に痛みが走り、何度か予約外で病院へ行き、どうにかしてくれないかと訴える。主治医には毎回どうにもできないと告げられ、仕方なく来た道を帰っていったものだ。

足がとにかくビリビリと痺れ、一日中何もすることができない辛い日々。私はそれほど悪阻は酷くなかったけれど、その代わりと言っていいものか分からないが、足の痛みに悩まされた。

そして足の痺れ以外にも私の妊娠生活はガタガタで、予想通り教科書通りにSLEの悪化、切迫早産など、いわゆるSLE患者の女性が妊娠すると起こりやすいとされる理由で、妊娠中2回入院した。

その2回目の入院の時である妊娠8ヶ月の時、産科の担当医から「別にメチコバール(プロレナールだったかも)は切る必要なかったんだけどね!」とあきれた感じで教えてもらうこととなる。妊娠後期になって、ようやく正解を知った。

今までの苦労は何だったんだ、あのヤブ医者許せない、と心は逆巻く。

初発にこの病気になった時も感じたけれど、医者というのは本当にあてにならなくて、疑問を持ったら自ら調べ、意見するぐらいでなければ私は主治医に殺されるんだな、とこの時改めて思えた。

今はどさくさに紛れて主治医をこのヤブ医者から若い女医へかえてもらい、何とかやっている。

普通患者は年取った偉そうな教授なんかに診てもらいたがるものだが、若い先生の方がやる気があり、丁寧な診察である場合を数多く経験したためか、最近は膠原病だけでなく、女子医大の他の科もなるべく若い先生でお願いしている。

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