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白い皮膚を守る

日光を憎んで15年程になる。

言わずもがな日光曝露はSLEの悪化を誘い、患者にとっては大敵である。よってそれ以外の理由で紫外線を嫌うことはまずない(少しシミそばかすを気にはしているが)。

昨日は4月だというのに夏の暑さで、こんな時のお出掛けというのは日に当たらないように毎回気を遣うし、憂鬱である。

何故私がこそこそと太陽から隠れなくてはならないのか、腹の立つ時もある。

ああ、思いっきり肌をさらし、白肌が焼けていく様を楽しみたいではないか。

そんな叶わぬ妄想に、ヒステリックにとりつかれる時さえある。

私なりの日除け研究については未だに続いているし、これからも続くであろう。

もっと良い方法があるのでは?と色々試しては「違うな」と首を横に振るの繰り返し。

なかなかしっくりくるものがない。

常に快適で効き目のあるものを新しい中から探しては、満足いかず次へと飛び付く。

とにかく私は自分自身でこの身を守るしかないということ。

ところがある日私は考え方を変えた。日除けだってオシャレにしたいではないか、と。

それまでの日焼け対策というと、汗だくになりながら黒い長そでを着て首にもグルグルと黒いストールを巻き、幅の広い黒の帽子を被り、仕上げに黒い日傘を差して出掛けていたものだ。

黒は他の色より確かに紫外線を防ぎやすいと言われている。

けれど全身真っ黒にしなくとも紫外線はある程度防ぐことができるのだから、という風に緩く思えるようになったのだ。

きっかけは今となっては定かではないけれど、ギチギチだった心にある意味余裕ができた。

そして私はささやかな反抗をしてみる。

日傘を真っ黒なものから、大胆な和柄デザインのものに替えたのだった。

今まで色の生活を失っていた分を取り返しでもするかのように。

そうすると今までの暗黒時代がバカげて見えた。

日傘は面積が広いからか、たった一本替えるだけでまとう雰囲気がガラリと違うし、何よりも本人の気持ちが上向きになった。

これを機に私の外出スタイルはぐっと変化した。真っ黒から徐々に色を取り入れ、今ではどちらかと言うと、極彩色の世界に生きている。

真っ黒は光を完璧に遮るのかもしれない。でも私の全てを覆いつくし、そして私をなかった存在へと消し去る。

能動的だった心はいつしかどこかへ隠れて出てこなくなり、代わりにカチコチに固まったものが私の一部となってしまう。そしてそれが当たり前となり、何の疑問も抱かない。心が転がっているだけになる。

何も暗黒が悪いといっているのではない。

そうではなくて、それ以外の世界があるということを忘れてしまっている状態、つまり自分を見失っていること、それは人間らしい生活を営めているのか、と甚だ疑問なのだ。

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