「2018年04月」一覧

告白 その16

高校は大学の付属高校であり、父親はそのままエスカレーター方式で上の大学へ入るのだと考えていたらしい。 ところが私は全くそういう気持ちが...

告白 その15

父と松本ちづるが別れたのは私が高校3年生の時だった。 その頃彼女が「いつもベッドで寝てばかりいる」ということは父から聞いて知っていた。...

告白 その14

高校2年の夏休み、父に沖縄の宮古島へ誘われる。日程的には丁度剣道部の合宿が終わった後であり、稽古もないし空いている。 兄は相変わらず学...

告白 その13

父のことも母のことも勿論否定したい気持ちでいっぱいだった。 けれど特に父に関してはできなかった。 父がホテル暮らし中心とはいえ私...

告白 その12

茅ケ崎で母と同棲している、横浜の病院に勤める原医師と母との関係はそもそも同郷であり、そして母親の家庭教師をしていたのがこの原であったという。...

告白 その11

「ファミレスにいるから来てくれる?」 母からの電話であった。 家を出て以来、東京から茅ケ崎というところに引っ越したらしい母が、不...

告白 その10

中学に入って私には打ち込めるものができた。剣道部に入部したのである。 厳しい上下関係の緊張感が、普通の子であれば嫌であっただろうが、私...

告白 その9

ある何でもない土曜日に、父は弟と私を「ディズニーランドに行ってみないか」と誘ってきたのである。 ディズニーランドなんて、もう何年も連れ...

告白 その8

母がいなくなり、私は暴力や暴言から解放される。 けれどこれといって私が劇的に変わるということはなくて、精神的には引き続き変化なく過ごし...

告白 その7

小学校6年秋の運動会。運動が好きな私にとっては毎年自分の実力を発揮できる場であるため、心は踊り張り切ったものだ。 けれど6年生ともなる...